高木憲次記念ミュージアムのご紹介
本学術集会会場となる心身障害児総合医療療育センター内に、日本におけるリハビリテーションの源流の一つを形成するとともに、共生社会構築の先駆けである高木憲次先生の記念ミュージアムがございます。
日本肢体不自由児協会設立80周年・整肢療護園創立80周年記念事業として、高木憲次記念ミュージアムが令和4年10月に設置されました。
ご来場の際、ぜひこちらミュージアムにもお立ち寄りください。
高木憲次記念ミュージアム(心身障害児総合医療療育センター)
高木憲次博士は昭和17年5月5日、この地に、日本初の肢体不自由児施設「整肢療護園」を開設されました。高木博士は、手足の不自由なこどもたちの権利の尊重を社会に訴え、医療・教育・職能の賦与を三つの柱とする「療育」という言葉と概念を提唱して彼らの社会参加を促しました。また、国にも多くの働きかけを行い、障害児福祉の根幹をなすシステムの基礎を作られました。高木博士の活動は、日本におけるリハビリテーションの源流の一つを形成するとともに、共生社会構築の先駆けであるとも申せましょう。
この度、高木博士と、その業績を後世に繋ぎ整肢療護園と心身障害児総合医療療育センターを率いた先生方の歩みを紹介して、今後の障害児者の医療・福祉・教育の向上に資することを目指して療育研修所図書資料室内に「高木憲次記念ミュージアム」コーナーを開設いたしました。
ご来訪の方々に裨益し、今後のさらなるご活躍の一助になれば幸いです。